不眠&不快な脚の感覚は「むずむず脚症候群」が原因だった。処方薬をもらうまで

むずむず脚症候群にカフェインは大敵 health
むずむず脚症候群にカフェインはよくないらしい

脚の内側がむずむず、ピクピク動かされるような不快な感覚

コロナだから眠れないのか、外出する機会が減っているから眠れないのか

気候や気圧が不安定だから眠れないのか

とにかく今年の夏は眠れない日が続きました……。

さらに、寝ようとすると、脚の表面ではなく内側がむずむず、ピクピクと勝手に動くような不快な感覚になり、寝付くのに時間がかかり気づけば朝、ということもしょっちゅう。

昼間のうたた寝や、寝る準備してなくてうっかりソファで寝てしまったときには

脚がむずむず、ピクピクしないのに、なぜか「さあ寝よう」って準備するとむずむず、ピクピクして眠れない。

これって、幼い頃に大好きだった祖母が夜になると

「神経痛が痛くて眠れない」って言ってたやつ?

隔世遺伝、さらには気圧が不安定な時に起こる天気病くらいに考えていました。

でも、同じような症状の人っているのかしら? とふと気になり

「脚 むずむず」で検索したら、思いがけず「下肢静止不能症候群(むずむず脚症候群/レストレスレッグス症候群)」という病名を発見。しっかり病名ついてたよ……。

むずむず脚症候群の症状は人それぞれのようですが、私の主な症状は、

・昼寝やうたた寝ではなんともないのに

寝ようとすると脚がムズムズ、ピクピクと勝手に動く不快感で眠れない

→寝るのをあきらめて、脚をぐーで叩いたり、部屋歩きまわったり、ストレッチしたり、スクワットしたりすると治まる(でもより目が覚めちゃう)

・映画館やカフェやレストランなどでも長座が続くと脚を動かしたくなる

・飛行機はもちろん辛くて、エコノミーだったら通路側に座ってちょくちょく動きたい

→これ、エコノミークラスだから辛いんだと思ってたけど、ビジネスクラスで脚を伸ばしていたときも同じくらい不快だったの思い出した

・デスクワークやミーティングの長座はもちろん辛い(昇降式デスク買って立って仕事したい)

などです。

検索した勢いのまま、むずむず脚の外来があるクリニックを予約して診察に行ってきました

問診で開口一番に聞かれたのが

「コーヒーやエナジードリンクは飲みますか?」(要はカフェインを摂取してるかってこと)

エナジードリンクは飲まないけど、改めて思い返せばコーヒーはかなり日常的に飲むようになっていて

暑くなってからは、深煎りのコーヒー豆を濃いめに出して

氷&ミルクたっぷりなアイスラテ、朝から夜まで何杯飲んだか記憶にないほど飲んでたかも。。。

カフェインはむずむず脚にはよくなくて、症状をより顕在化させることもあるよう。

そもそも更年期になり、女性ホルモンの分泌が減ると

女性ホルモンの守りが弱くなり、それまでは感じていなかった、さまざまな不調が顕在化するとも言われていますから、加齢、コロナによる自粛での運動不足、カフェインの取りすぎでより眠れなくなっている……

という負の相乗効果も考えられます。

私のむずむず脚の症状は、どうやら典型的なタイプのようで

医師曰く、「不眠で来院する人の1/4がむずむず脚で、むずむず脚を治療・改善すると眠れるようになる人も

多くいる」とのこと。

また、

・カフェインの取りすぎは症状をより悪化させる

・運動はやりすぎると症状が出ることもある

・ストレッチやマッサージで改善する人もいる

・入浴やストレッチなどで血流がよくなることで、改善する人も悪化する人もいる

・女性の場合は鉄分不足も関係していて、フェリチンという貯蔵鉄の数値が下がっていると症状が出るケースが多いので血液検査で数値を見る

のだそう。

とにかく、解決策が人それぞれで、どれが当たりか分からないというのが厄介。

むずむず脚症候群の原因は解明されていない点が多いらしい

むずむず脚症候群の原因は解明されていない点は多いものの、

脳の黒質線条体という体を動かす指令を出す部位に働くはずの

ドパミン(運動のための伝達物質)がなんらかの理由で不安定になることから起こるよう。

※ドパミンはフェリチンが足りないとうまく分泌されないので、血液検査でフェリチンの数値を見る必要がある。

病院で処方してもらえる薬は、飲み薬や貼り薬など主に4種類あり

黒質線条体のドパミンを刺激する部位に選択的に効かせる貼り薬が私にはよさそう、とのこと。

(ドパミンを刺激するっていうと逆に眠れなくなりそうだけど

側坐核や前頭葉などの〝やる気〟を出させる部位には働きかけないそうです)

私が処方されたのは「ニュープロ パッチ2.25mg」

ニュープロ パッチ2.25mg /私の容量は1日1枚

処方された薬は、脳のドパミンの受容体を刺激する貼り薬「ニュープロ パッチ2.25mg」。通常、パーキンソン病の治療や特発性レストレスレッグ症候群の治療に用いられるそう。これを1日/1枚、体のどこかに貼ります。

でも、日中に活動しているときは症状が出なくて、入眠時のリラックスタイムに症状が出るということは、交感神経と副交感神経が関係しているのかという気もしないでもないが、そもそも原因が解明されていないし、人によって症状も対処法も違うし、気が進まないことこの上ないが薬を貼るしか今のところ対処法はない。

ちなみに、まだ血液検査の結果は出ていないけれど、フェリチンは食事で補えるとのことなので、レバーやホウレン草など鉄分を多く含む食事を心がけることに(鉄分サプリは便秘するから避けたい)。

また、体感として、ジムでトレーニングやランニングを頻繁にしていた頃は、むずむずしなかった気がするので、コロナ以降、約半年休会していたジムも再開しなければ。

カフェインも悲しいけど断とう。

とりあえず外来を受診してみたことはよかった。

むずむず脚に有効なストレッチ編に続く

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